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【マウスピース矯正】歯にハマらなくなった場合はどうする?
2023.06.07(水)
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正よりもトラブルの少ない矯正法ですが、それでもやはり長い矯正期間の中では、対処に困ることも起こります。例えば、マウスピースが歯にハマらなくなったら焦ってしまいますよね。自己判断で対処するとより深刻なトラブルへと発展しかねないため、専門家の意見を聞くことが大切です。今回はそんな矯正用マウスピースが歯にハマらなくなった場合の原因と対処法について、鎌倉の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。
▼マウスピースがハマらなくなる原因
矯正用のマウスピースが歯にハマらなく原因としては、以下の3つが考えられます。
◎適切に装着できていない
マウスピース矯正のインビザラインでは、アライナーと呼ばれるマウスピースを使用して歯並びを細かく整えていきます。このアライナーは、歯列にぴったりとフィットするよう設計されており、適当に装着しようとするとしっかりハマらなくなる場合があります。ですから、マウスピースの取り扱い方法の説明を受ける際には、どのくらいの深さまで装置を歯列に押し込むのか、きちんと確認しておきましょう。中途半端に押し込むと、マウスピースが浮き上がってしっかりハマらなくなることがあります。
◎マウスピースの装着時間を守れていない
インビザラインのマウスピースは、1日20~22時間装着し、10~14日ごとに患者さまご自身で交換します。このルールを守れていないと、歯が予定通りに動かずにマウスピースがハマらなくなります。
◎マウスピースが変形している
熱や圧力などによってマウスピースが変形している場合も、歯列にフィットしなくなり、歯にハマらなくなることがあります。インビザラインのマウスピースはとても繊細な装置なので、普段から大切に取り扱うようにしましょう。
▼マウスピースが歯にハマらなくなった場合の対処法
インビザラインのマウスピースが歯にハマらなくなった場合の対処法は、原因によって変わります。
◎正しい装着方法を学ぶ
装着方法が悪くてマウスピースが浮き上がってしまう場合は、改めて歯科医院で正しい方法を学びましょう。
◎アタッチメントを装着する
患者さまの歯並びによっては、もともとマウスピースがハマりにくい場合があります。そうしたケースでは、インビザライン・アタッチメントと呼ばれるパーツを付与することで、マウスピースがハマりやすくなります。
◎ひとつ前のマウスピースに戻す
装着時間が守れていないことでマウスピースがハマらない場合は、ひとつ前のマウスピースに戻してみましょう。歯の移動が追い付いていないので、マウスピースのステージもひとつ前に戻す必要があります。
◎マウスピースを複製する
マウスピースの変形や破損で歯にハマらなくなっている場合は、同じものを歯科医院で作り直しましょう。インビザライン矯正では、患者さまのお口のデータをすべてコンピューター上で保存しているため、マウスピースが破損した場合でも容易に複製できます。ただ、マウスピースの複製にはそれなりに時間がかかることから、しばらくはひとつ前のマウスピースを装着することになります。
▼まとめ
今回は、マウスピース矯正で使うマウスピースが歯にハマらなくなった場合の原因と対処法について、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。矯正用のマウスピースはいくつかの理由でハマらなくなることがありますので、それぞれ原因に応じた対策を取る必要があります。そんなマウスピース矯正で何かお困りのことがあれば、いつでもお気軽に鎌倉駅西口より徒歩3分の鶴岡歯科医院までご相談ください。
インビザラインのアタッチメントがとれた!対処方法を鎌倉の歯科が解説
2023.05.24(水)
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
インビザライン矯正では「アタッチメント」という特殊なパーツを使用することがあります。歯の表面に設置する“突起物”なのですが、何かに拍子にとれることも珍しくありません。インビザラインを始めたばかりの人は、そんな時にどうすれば良いのか迷ってしまいますよね。今回はそんなインビザラインのアタッチメントがとれた時の対処方法を鎌倉の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。
▼まずは主治医に連絡しましょう
インビザラインのアタッチメントは、マウスピース(アライナー)ほど重要なものではありません。あくまでオプションであり、その一部がとれたからといってすぐにつけ直さなければならないということもないのです。ただ、アタッチメントがとれた数や部位によっては、早急に対応しなければならないこともあるため、まずは主治医に連絡しましょう。その際、どこの歯のアタッチメントがとれて、今現在、何番目のマウスピースを使っているかを伝えることで、医院側も迅速な判断が下せます。
▼そのまま放置するケース
アタッチメントがとれたことを主治医に伝えた上で、そのまま放置してもいいという指示が出ることも珍しくありません。アタッチメントはあくまでオプションであり、常に完全な状態でなければならないということもないのです。この点はワイヤー矯正におけるマルチブラケット装置との大きな違いですね。ワイヤー矯正の場合は、ひとつでもブラケットが外れると、矯正装置全体に影響が及ぶことから、アタッチメントとは対処法が異なります。
▼アタッチメントをつけ直すケース
アタッチメントが外れた部位や数、矯正治療の進行状況によっては、アタッチメントをつけ直さなければならないこともあります。多くの場合は、次回の来院時につけ直しますが、例えばそれが2ヵ月後の場合は、あまりにも期間が開きすぎるので、直近で予約を入れることになるかもしれません。そこは主治医の考え方によって異なります。
▼アタッチメントがとれる原因は?
アタッチメントはレジンで作られた突起物で、一般的な詰め物や被せ物ほどしっかり接着されているわけではありません。その役割を終えたら撤去することを前提に設置するため、極端に強い力がかかると外れてしまいます。具体的には、硬いものを噛んだ時ですね。インビザライン矯正では、食事の際にマウスピースを取り外すため、アタッチメントがむき出しのまま食べ物を噛むことになります。その際、おせんべいやリンゴなどの硬い食べ物を強く噛むことで、アタッチメントに圧力が加わって歯面から脱落するのです。
また、口腔ケアが不十分だとアタッチメントの周りに汚れがたまり、レジンの劣化を早めることがある点にも注意しましょう。その他、誤った方法でマウスピースを着脱していたり、噛み合わせが深かったりするなどの理由でアタッチメントがとれることがあります。
▼まとめ
今回は、インビザラインのアタッチメントがとれた時の対処法について、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。何かの拍子にアタッチメントがとれたら、まずは主治医に連絡するのが基本です。連休中で通院している歯科医院に連絡が取れない場合は、それほど焦る必要はありません。連休明けに連絡をしてから指示を仰いでも十分間に合います。そんなインビザライン・アタッチメントについてさらに詳しく知りたい方は、いつでもお気軽に鎌倉駅西口から徒歩3分の鶴岡歯科医院までご相談ください。
【マウスピース矯正】加齢で歯茎が下がってきても治療できる?
2023.05.10(水)
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
私たちの体は年をとるごとに衰えていきます。それはお口の中も同じです。加齢に伴って歯茎が下がると、見た目が悪くなるだけでなく、歯を支える機能まで低下しまうものです。そんな歯茎の退縮(たいしゅく)が認められる場合、マウスピース矯正での治療を適切に行えるのかどうかが心配になりますよね。今回はそんな加齢で歯茎が下がった場合のマウスピース矯正について、鎌倉の鶴岡歯科医院が詳しく解説します。
▼歯茎が下がっても矯正はできます
矯正治療において重要となるのは「顎の骨」です。顎の骨は歯の支えの主体となる組織であり、それが脆弱になると矯正は難しくなります。ですから、矯正治療を始める前の検査では、顎の骨の状態を精密に検査して、強い力をかけても問題ないかを精密にチェックします。顎の骨の状態は、加齢に伴って悪くなるのが一般的ですが、矯正治療を行えるくらいの強さは皆さんお持ちなので、それほど心配する必要はありませんよ。ましてやその表面を覆っている歯茎が多少下がっていても、矯正治療が不適応となることはまずありません。ただし、その下がり方が大きい場合は要注意です。
▼矯正で歯茎が下がることもあります
マウスピース矯正を始めとした歯列矯正では、歯の移動に伴って歯茎が下がることがあります。それはもともと顎の骨が薄い症例で起こりやすい副作用ですが、健康上、大きな問題となることはほとんどありませんのでご安心ください。また、乱ぐい歯のようなデコボコの歯並びでは、歯がきれいに並ぶことによって歯と歯の間のすき間が目立つようになり、歯茎が下がったと感じることもあるでしょう。そうしたリスクは必ず治療前にお伝えするようにしております。
▼歯茎が下がるのはなぜ?
歯茎が下がる理由にはいろいろなものがありますが、加齢に伴う歯茎の退縮は、顎の骨の吸収とも深く関係しています。年を取ると噛む力が衰えてきて、顎にかかる刺激が減っていきますよね。その結果、顎骨が吸収するとともに、歯茎も下がっていくのです。
◎歯周病に要注意
これは「加齢」による影響ではありませんが、歯周病による歯茎の退縮には十分注意しなければなりません。歯周病の症状が進行すると歯茎の破壊が起こってだんだんと下がっていきます。さらには顎の骨まで溶けて、最終的には歯そのものが抜けるため、矯正治療を検討中の方はとくに歯周病予防が重要となります。ちなみに、歯周病で下がった歯茎は自然に治ることがないため、その症状は加齢とともに強くなっていくのが一般的です。
▼矯正を始める年齢について
ここまで、加齢に伴う歯茎や顎の骨の変化とマウスピース矯正の関係について解説してきました。歯茎が下がっていることでマウスピース矯正に大きな支障をきたすことはないため、その点に不安を感じる必要はありませんが、顎の骨の状態は重要です。そして、顎の骨の状態というのは、当然ですが20代よりも40代、50代の方が悪くなりますので、矯正はできるだけ早めに始めた方が良いのは確かです。ただし、若い方が有利であるだけで、年齢制限が存在しているわけではありません。実際、鎌倉の鶴岡歯科医院でも40~50代で矯正治療を始める方はたくさんいらっしゃいますし、皆さん成功されていますよ。
▼まとめ
このように、加齢で歯茎が下がってもマウスピース矯正はできます。他にもお口の症状で気になることがあれば、マウスピース矯正の実績が豊富な鶴岡歯科医院までお気軽にご相談ください。当院は、鎌倉駅西口より徒歩3分の通いやすい歯医者さんです。
インビザラインは抜歯回避できる?必要性とリスクを解説
2023.04.19(水)
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
皆さんは、矯正治療における「抜歯」をどのように捉えていますか?歯列矯正についてあまり詳しくない方は“抜歯は絶対に避けたいもの”と感じる傾向があるようです。確かに、虫歯や歯周病にかかっていない歯を人為的に抜くわけですから、強い抵抗を感じるお気持ちも良く理解できます。
また、インビザライン矯正などでは、抜歯を回避する方法もいくつか用意されており、患者さまのご要望にお応えできること多々ありますのでご安心ください。そこで今回は、矯正治療における抜歯の必要性とリスク、インビザラインで抜歯を回避する方法などを鎌倉の鶴岡歯科医院が詳しく解説します。
▼メリットが大きい時だけ抜歯が適応されます
まず、矯正治療における抜歯ですが、治療計画を立てる段階で必ずメリットとデメリットを天秤にかけます。その際、患者さまが被るデメリットの方が大きい場合は、抜歯をご提案することはありません。つまり、矯正治療で抜歯を提案するケースというのは、非抜歯で行うよりも明らかに良い結果が得られる場合のみなのです。その点をご理解いただけると、抜歯の必要性に関する話も頭に入りやすくなることかと思います。
▼矯正で抜歯をするメリットとは?
矯正治療で抜歯をするメリットとしては、「適切なスペースを確保できる」点が挙げられます。歯を抜くとその分だけ歯列内にすき間が生じますよね。そのすき間を使って歯を移動し、出っ歯や乱ぐい歯などの症状を改善するのです。そうした絶対的なスペース不足があるケースで抜歯を行わずに矯正を進めるとどうなるでしょうか?歯を移動できる距離は極めて限定的であり、出っ歯や乱ぐい歯などの症状の改善も最小限にとどまります。その結果、歯並びはもちろんのこと、噛み合わせの正常化も十分に行えないことでしょう。
▼矯正で抜歯をするリスクはないの?
矯正で抜歯をする必要性やメリットについてはご理解いただけたかと思いますが、健康な歯を抜くリスクも気になりますよね。正常に機能している永久歯を抜くわけですから、審美面や機能面においての損失が生じます。ただ、矯正治療の便宜抜歯(べんぎばっし)では、見た目や噛む機能においてそれほど大きな役割を担っていない「小臼歯」が対象となるケースがほとんどなので、治療後の損失も最小限に抑えられます。鎌倉の鶴岡歯科医院で抜歯を伴う矯正を受けた方もそのほとんどが治療後の見た目や噛む機能に大変満足されております。
▼インビザラインで抜歯を回避する方法は?
最後に、インビザラインで抜歯を回避する方法についてです。インビザラインは、どちらかというと非抜歯の症例に向いている矯正法であり、治療計画を立てる上でも抜歯を回避する方法を模索します。具体的には、歯の側面を少しずつ削る「ストリッピング」や奥歯を後方に下げる方法などでスペースを作り、抜歯を回避します。その他、歯列を横に広げたり、前歯を前方に出したりすることでもスペースを作り出せますが、ケースによって最善といえる方法が異なります。ご自身のケースで抜歯を回避する方法が知りたいという場合は、お気軽に鎌倉の鶴岡歯科医院までご相談ください。
▼まとめ
今回は、歯科矯正における抜歯の必要性とリスク、そしてインビザラインで抜歯を回避する方法について鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。健康な歯を抜くことはできれば避けたいものですが、正常な歯並び・噛み合わせを獲得するためには必須となることもある点にご注意ください。
【インビザライン】装着時間が短いとどうなる?リスクを解説!
2023.04.05(水)
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
鎌倉の鶴岡歯科医院でも取り扱っている「インビザライン」は、マウスピースを装着するだけで歯並びを改善できる矯正システムです。目立たず、装着感も良好であることから、幅広い年代の方の人気を集めている治療法ですが、装置の管理を自分で行わなければならない点に不安を感じている方も少なくないようですね。そこで今回は、インビザラインのマウスピースの装着時間が短いと何が起こるのか、そのリスクについて詳しく解説します。
▼インビザラインの装着時間はどのくらい?
インビザラインのマウスピース(アライナー)は、1日20~22時間装着する必要があります。取り外し式の装置とはいえ、ほぼ1日装着しなければならないため、ルールを守れない日も出てきそうなものです。実際は、食事や歯磨きの際に取り外し、それ以外の時間は装着する習慣が身に付くので、マウスピースを着け忘れるということはほとんどなくなります。当院の患者さまもこのシステムでしっかり矯正をやり遂げていらっしゃいます。
▼マウスピースの装着時間が短いとどうなる?
1日20時間以上というマウスピースの装着時間を守れないと、以下に挙げるようなリスクが生じます。
◎歯が移動しない
インビザラインのマウスピースは、着けている時だけ矯正力がかかるため、装着時間が短くなると当然ですが歯が計画通りに動かなくなります。その結果、次にマウスピースに移行できず、治療期間が延長していくことでしょう。
◎歯が後戻りする
マウスピースの装着時間が守れない日が続くと、歯が移動しないだけでなく、歯が元の位置へと戻っていきます。これは本来、すべてのマウスピースの装着が終わった後に起こるものですが、マウスピースの装着時間を管理できない場合は、矯正中にも起こり得ます。
◎強い痛みが生じる
マウスピースの装着時間が短いにもかかわらず、通常のペースで次のステージへと移行すると、極端に強い矯正力がかかるようになります。それはインビザラインシステムで想定している矯正力ではないため、強い痛みも伴うことでしょう。それでもなお無理な矯正を続けていると、歯茎が下がったり、歯根が露出したりするリスクも上昇しますので十分にご注意ください。
◎噛み合わせが悪くなる
マウスピースを外している時間が長くなると、全体の歯並びおよび噛み合わせが悪くなることもあります。とりわけ奥歯の噛み合わせの異常には注意が必要です。食事がしにくくなり、顎にも過剰な負担がかかって顎関節症のリスクも上昇します。
▼装着時間を守れなかった時の対処法
マウスピースの装着時間を守れなかった時は、次のマウスピースに交換する時期をズラしましょう。インビザラインのマウスピースは1枚で0.25mm歯を動かすことができます。仮に1日だけ装着時間を守れなかったとしてもそれほど大きな悪影響はありませんが、習慣化している場合は適切に対処する必要があります。また、マウスピースの交換時期を延長した場合は、必ず主治医に伝えるようにしましょう。
▼まとめ
今回は、インビザラインのマウスピース装着時間が短い場合に生じるリスクについて、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。1日20~22時間という装着時間を守れないと、さまざまなトラブルに発展しかねないため、マウスピースの装着は厳守するようにしてください。忘れっぽい人は、スマホのリマインダー機能を使ったり、万が一のために1つ前から後ろのマウスピースを予備として持ち歩くと良いですよ。