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入れ歯の手入れに歯磨き粉を使ってもよいのか?

2019.10.09(水)

皆さんは普段、入れ歯をどのようにお手入れしていますか?義歯ブラシを活用している人もいれば、普通の歯ブラシでゴシゴシ磨いている人もいるかと思います。また、人によっては歯磨き粉を使って、念入りにブラッシングしている場合もあることでしょう。今回はそんな入れ歯のお手入れで、歯ブラシや歯磨き粉を使ってもよいのか詳しく解説します。

▼歯磨き粉は天然の歯を磨くためのもの

歯磨き粉には、さまざまな成分が配合されています。発泡剤や研磨剤、細菌の活動を抑える薬剤も含まれることがあります。さらに、歯質を強化してくれるフッ素も多くの歯磨き粉に配合されていますよね。それだけ良い成分が含まれているのだから、入れ歯に使ってもメリットが大きいように思えますが、それは間違いです。一般的な歯磨き粉は、あくまで天然の歯を磨くためのものであって、入れ歯に使用することで悪影響が生じることがあるからです。

▼研磨剤によるダメージ

歯磨き粉に含まれる研磨剤は、エナメル質のような硬い組織を磨く上では有用かもしれませんが、レジンというプラスチックで作られた入れ歯に対しては不利益が大きくなります。具体的には、人工歯や義歯床の部分に傷をつけ、入れ歯に大きなダメージを与えてしまうのです。そのため、入れ歯のお手入れに歯磨き粉を使うことはおすすめできません。

▼天然歯は歯ブラシ、入れ歯は義歯ブラシ

部分入れ歯を装着されている方は、お口の中にご自身の歯も残っていることから、一般的な歯ブラシをそのまま入れ歯のお手入れに使いたくなるものですよね。けれども、歯磨き粉と同様、歯ブラシも天然歯を磨くために作られたものであるため、入れ歯のブラッシングには適していません。入れ歯には「義歯ブラシ」と呼ばれる専用のブラシを使用することが重要です。

まとめ

このように、一般的な歯磨き粉や歯ブラシを入れ歯のお手入れに使うことは良くありません。入れ歯の寿命を縮めることにつながりますので、控えるようにしましょう。入れ歯のお手入れは、義歯ブラシと入れ歯洗浄剤を使用するのがベストといえます。また入れ歯の種類によって適した「義歯ブラシ」と「入れ歯洗浄剤」の組み合わせがあります。
ご自身やご家族の入れ歯に適した組み合わせについてはお気軽にスタッフにご質問ください。

入れ歯の手入れの正しい方法は?

2019.10.02(水)

入れ歯をお手入れする際には、いくつか注意しなければならない点があります。正しいお手入れ方法を実践することで、入れ歯の寿命も長くなります。今回はそんな入れ歯のケア方法について詳しく解説します。

▼入れ歯専用のブラシを使用する

入れ歯は、とてもデリケートな補綴装置です。天然の歯を磨く歯ブラシを使用すると、表面に細かい傷が生じてしまい、汚れがたまりやすくなります。研磨剤が配合された歯磨き粉の使用も、入れ歯へのダメージを大きくすることから、使用は控えるようにしましょう。そこで有用なのが「義歯ブラシ」です。義歯ブラシとは、入れ歯専用のブラシで、人工歯や義歯床に付着した汚れを効率的に落とすことができます。

▼水道水で洗い流す

入れ歯の表面は、プラークや食べかすなどが付着し、細菌が繁殖しやすい環境が整っています。それだけに煮沸消毒や熱いお湯で洗い流すなどの処置が有効に思えますが、これらは入れ歯を変形させるおそれがあることから、おすすめすることはできません。義歯ブラシで磨いた後や、入れ歯の表面についた汚れを洗い流す時は、温度的な刺激を与えない水道水を用いるのが一番です。

▼乾燥させない

入れ歯を構成しているのは、吸水性の高いレジンというプラスチックです。このレジンは、湿度が100%である口腔内で、安定した状態を保つことができます。お口から外した際に机の上などに放置すると、レジンが乾燥して変性を招きます。場合によっては亀裂が入るなど脆くなってしまうことから、入れ歯はに乾燥させないようにしましょう。

▼入れ歯洗浄剤を活用する

入れ歯の汚れというのは、義歯ブラシによるブラシッシングだけでは、どうしても取り切ることが難しいです。入れ歯洗浄剤であれば、ブラッシングでは除去できない汚れも取り除くことができます。1日1回、夜眠る前に入れ歯洗浄剤を使うことで、入れ歯の衛生環境をリセットすることができます。そのまま薬液に浸けることで、入れ歯の乾燥を防ぐことにもつながります。

▼まとめ

このように、入れ歯をお手入れする上では、気を付けなければいけないことがあります。上述したポイントを参考に、毎日しっかりと入れ歯のケアを行っていきましょう。
入れ歯の磨き方や「義歯ブラシ」の使い方はお気軽にスタッフにご質問ください。

入れ歯と差し歯の違いについて

2019.09.25(水)

虫歯治療では、歯を削ったあとにレジンというプラスチックや金属を詰めたり、被せたりします。これらは詰め物や被せ物と呼ばれています。名前が意味するようにどんな違いがあるかはある程度想像できますよね。では、同じような名前のものに「入れ歯」と「差し歯」というものがありますが、これらの違いはどうでしょう?

▼「入れ歯」は歯を失った時に入れるもの

入れ歯というのは、基本的には歯を丸ごと失った時に適応される治療法です。その本数は1本から複数本、あるいはすべての歯を失ったケースにも適応することができます。逆にいうと、全部の歯が残っている場合は、入れ歯を作ることはできません。

▼「差し歯」はいわゆる被せ物

実は「差し歯」という言葉は、厳密には存在していません。本来は「クラウン」と呼ばれる補綴(ほてつ)装置を一般的には差し歯と呼ぶことが多いです。あるいは「被せ物」とほぼ同じ意味ととらえても問題ありません。そんな差し歯は、最低でも自分の歯の根が残っていなければ製作することはできません。差し歯というのは、あくまで天然の歯に「差す」あるいは「被せる」補綴装置だからです。

▼どちらも保険適用される歯科治療

入れ歯も差し歯も保険の範囲内で製作することができます。入れ歯は、歯周病や虫歯が重症化して、歯を失ったあとに行う治療だけに、治療期間が比較的長くなります。一方、差し歯というのは、歯冠が崩壊した程度の虫歯であるため、治療期間も比較的短く済みます。

▼虫歯が進行するほど必要になる補綴装置が大きくなる

比較的進行していない虫歯には、歯の形をした差し歯を被せる程度で済みますが、重症化した場合では複数の歯を失い、人工歯や義歯床、クラスプなどで構成される大型の補綴装置を装着しなければならなくなります。それだけに、虫歯というのはできるだけ早い段階で治療を受けることが重要といえます。

▼まとめ

このように、入れ歯と差し歯は適応症から装置の形まで、さまざまな点で異なります。失った歯質や歯そのものを補う装置という点においては共通しています。鶴岡歯科医院では「入れ歯」、「差し歯」について保険適応の材料のもの、より優れた材質の自費診療のものそれぞれを取り揃えております。材質の違いや使い心地などお気軽にスタッフにご質問ください。

歯を磨かなくても虫歯にならない人がいるのですが、体質によるものなのでしょうか?

2019.09.18(水)

虫歯にやりやすいかどうかは、人によって大きく異なります。毎日一生懸命、時間をかけて歯磨きしているのに、繰り返し虫歯が発生する人もいれば、1日1回の歯磨きでお口の健康が保たれる人もいるからです。これは、歯質や体質が関係しているといえます。

 

  1. 虫歯に強い歯とは?

 

1日に1回の歯磨きだけで、虫歯予防が行える人は、もともと歯質が強いと考えられます。つまり、酸などに対する抵抗性が強いエナメル質を持っているのです。逆に、エナメル質が元々が弱いと、毎食後ブラッシングを行っていても、ふとしたきっかけで虫歯になってしまう人もいるのです。

 

  1. 虫歯に強い体質とは?

 

虫歯になりにくい人は、歯質だけでなく体質も虫歯に対して抵抗性が高いといえます。具体的には、唾液の分泌量ですね。唾液には、抗菌作用、殺菌作用、自浄作用、緩衝作用など、虫歯の発生を抑制する成分がたくさん含まれています。そのため、唾液の分泌が活発な人は、体質的に虫歯になりにくいといえるのです。

 

  1. 虫歯菌に感染していない

 

出生直後、私たちのお口の中は無菌状態が保たれています。虫歯菌も歯周病菌も存在しない状態ですね。その後、お母さんとのキスや食べ物の口移しなどで虫歯菌に感染するケースが非常に多くなっています。専門的には垂直感染と呼ばれているものです。そんな垂直感染は、1歳半から2歳半の間に最も起こりやすく、この時期に感染を免れると、その後も虫歯の発症リスクが激減することがわかっています。ですから、歯を磨かなくても虫歯にならない人は、そもそも虫歯菌がお口の中に存在していないケースも考えられるのです。

 

  1. まとめ

 

このように、虫歯は歯質や体質によって、かかりやすさが異なります。ですから、歯を磨かなくても虫歯にならない人がいても、けっしておかしいことではないのです。大切なのは、自分の歯質や体質を知り、適切なオーラルケアを継続することです。

同じ歯が虫歯になるのですが、これは被せ物のせいでしょうか?

2019.09.11(水)

「よく考えてみたら、同じ歯ばかり虫歯になっている」というケースは、意外に多いものです。虫歯になりやすい歯には、それなりに原因があるからです。とりわけ、被せ物を装着している歯であれば、虫歯との関連性が高いといえます。

 

  1. 虫歯になりやすい歯とは?

 

私たちには、上下で28本の永久歯が生えてきます。それぞれ形も異なり、部位に応じて機能も異なるため、虫歯になりやすい歯となりにくい歯というものがあります。一般的に、前歯というのは、虫歯になりにくいです。なぜなら、表面が平坦で、唾液による自浄作用が働きやすいからです。歯磨きもしやすいですよね。上の前歯に関しては、虫歯になることも多いですが、それは例外といえます。一方、奥歯は噛む部分がデコボコとして汚れがたまりやすいため、虫歯になりやすいといえます。

 

  1. 被せ物をした歯も虫歯になりやすい

 

クラウンなどの被せ物をした歯も、虫歯になりやすい傾向にあります。被せ物は、材質によっては時間が経つと錆びてきて、歯との隙間が生じやすかったり、歯磨きしにくい部分があったりするため、天然の歯よりも虫歯になりやすいです。さらに、被せる前の治療が不完全だと、繰り返し同じ歯が虫歯になりことがあります。つまり、虫歯の部分を取り切れていなかったりすると、被せ物をしっかりと装着することが難しくなります。その結果、被せ物と歯質との間に再感染が起こって、虫歯も再発します。

 

  1. 適切なメインテナンスを受けることが大切

 

被せ物は材質によっては時間が経つと、お口の中で錆びてきて隙間が出来たり、劣化して穴が空いてしまいます。これは、残念ながらご自身で気づくことはほとんど不可能です。定期的にメインテナンスに通うことで、虫歯が再発する前にご自身では気づけない被せもの劣化を見つけることができます。

 

  1. まとめ

 

このように、被せ物の歯が繰り返し虫歯になる場合は、補綴物やメインテナンスに問題がある可能性が高いです。そうした治療を繰り返していくと、歯の寿命がどんどん縮まっていくため、要注意といえます。

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