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インビザラインのデメリット!歯肉退縮になるかもしれない?

2023.09.06(水)

鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。

 

インビザラインに関心のある方は、もうすでに「装置が目立ちにくい」「普段通りに食事・歯磨きができる」「歯の移動に伴う痛みが少ない」などのメリットについてはよくご存知ですよね。そこで今回は、インビザラインのデメリットを鎌倉の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。

 

▼インビザラインで「歯肉退縮」することがある?

 

歯肉退縮(しにくたいしゅく)とは、何らかの理由で歯肉(=歯茎)が下がる現象です。最もわかりやすいのは歯周病による歯肉退縮ですが、実は矯正治療でも起こることがあります。それはマウスピース矯正のインビザラインも例外ではないのです。ただ、すべての症例で歯肉退縮が起こるというわけではなく、もともと顎の骨が薄かったり、歯並びが極端に悪かったりした場合に起こりやすい現象といえるでしょう。

 

◎歯肉退縮するとどうなる?

 

インビザラインで歯肉退縮が起こったとしても、歯並びや噛み合わせに深刻な悪影響が及ぶことはほとんどありません。歯肉というのは、あくまで顎の骨の表面を覆っている粘膜であり、それが多少、下がったとしても歯を支える機能に大きな問題は生じないのです。ただ、審美面においてはマイナスな影響が出るため、その点はインビザライン矯正を始める前にきちんと確認しておくことが大切です。

 

▼インビザラインで歯肉退縮を防ぐ方法

 

インビザラインを始めとした歯列矯正では、ある程度の歯肉退縮を避けられないケースも珍しくありません。もともとガタガタだった歯並びがきれいに整うことで、歯茎が下がったように見えることもあるでしょう。ただ、必要のない歯肉退縮は、積極的に予防した方が良いといえます。インビザライン矯正においては、マウスピースの装着時間と交換スケジュールの厳守が歯肉退縮を防ぐ上で最も有用と言えるでしょう。

 

◎治療計画の乱れが歯肉退縮を生む?

 

インビザラインのマウスピースは、1日20~22時間程度、装着しなければなりません。このルールを守れず、マウスピースの装着時間を十分に確保できていないと、次のマウスピースに移行した際、歯や歯茎、顎の骨に過剰な矯正力がかかってしまいます。その結果、歯肉退縮を招くことがあります。ですから、インビザラインのマウスピースは、装着時間および交換頻度をしっかり守るようにしてください。

 

▼インビザラインのその他のデメリットについて

 

メリットの多いインビザライン矯正には、歯肉退縮のリスク以外にも、以下に挙げるようなデメリットを伴います。

 

◎マウスピースの装着時間は自己管理

 

これは今回のテーマである歯肉退縮とも関連することですが、インビザラインのマウスピースは着脱式の装置であり、装着時間は自分で管理しなければなりません。上述したようにマウスピースの装着を適切に行えないと、矯正を計画通りに進行しません。そのまま無理に次にマウスピースに交換すると、痛みや歯肉退縮などの症状に悩まされることになります。

 

◎装置もお手入れする必要がある

 

固定式のワイヤー矯正は、歯と一緒にケアすれば良いですが、インビザラインの場合はお口のケアと装置のケアを別々に行う必要があります。その点を大きなデメリットと感じる方もいらっしゃいます。

 

▼まとめ

今回は、インビザラインで歯肉退縮するリスクについて、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。インビザラインに限らず、歯列矯正には歯茎が下がるリスクを伴いますが、審美面や機能面に深刻な悪影響を及ぼすほどではありません。また、比較的弱い力で歯を動かすインビザラインは、従来のワイヤー矯正よりも歯肉退縮するリスクがやや低くなっている点も強調しておきます。