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【インビザライン】装着時間が短いとどうなる?リスクを解説!

2023.04.05(水)

鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。

 

鎌倉の鶴岡歯科医院でも取り扱っている「インビザライン」は、マウスピースを装着するだけで歯並びを改善できる矯正システムです。目立たず、装着感も良好であることから、幅広い年代の方の人気を集めている治療法ですが、装置の管理を自分で行わなければならない点に不安を感じている方も少なくないようですね。そこで今回は、インビザラインのマウスピースの装着時間が短いと何が起こるのか、そのリスクについて詳しく解説します。

 

▼インビザラインの装着時間はどのくらい?

 

インビザラインのマウスピース(アライナー)は、1日20~22時間装着する必要があります。取り外し式の装置とはいえ、ほぼ1日装着しなければならないため、ルールを守れない日も出てきそうなものです。実際は、食事や歯磨きの際に取り外し、それ以外の時間は装着する習慣が身に付くので、マウスピースを着け忘れるということはほとんどなくなります。当院の患者さまもこのシステムでしっかり矯正をやり遂げていらっしゃいます。

 

▼マウスピースの装着時間が短いとどうなる?

 

1日20時間以上というマウスピースの装着時間を守れないと、以下に挙げるようなリスクが生じます。

 

◎歯が移動しない

 

インビザラインのマウスピースは、着けている時だけ矯正力がかかるため、装着時間が短くなると当然ですが歯が計画通りに動かなくなります。その結果、次にマウスピースに移行できず、治療期間が延長していくことでしょう。

 

◎歯が後戻りする

 

マウスピースの装着時間が守れない日が続くと、歯が移動しないだけでなく、歯が元の位置へと戻っていきます。これは本来、すべてのマウスピースの装着が終わった後に起こるものですが、マウスピースの装着時間を管理できない場合は、矯正中にも起こり得ます。

 

◎強い痛みが生じる

 

マウスピースの装着時間が短いにもかかわらず、通常のペースで次のステージへと移行すると、極端に強い矯正力がかかるようになります。それはインビザラインシステムで想定している矯正力ではないため、強い痛みも伴うことでしょう。それでもなお無理な矯正を続けていると、歯茎が下がったり、歯根が露出したりするリスクも上昇しますので十分にご注意ください。

 

◎噛み合わせが悪くなる

 

マウスピースを外している時間が長くなると、全体の歯並びおよび噛み合わせが悪くなることもあります。とりわけ奥歯の噛み合わせの異常には注意が必要です。食事がしにくくなり、顎にも過剰な負担がかかって顎関節症のリスクも上昇します。

 

▼装着時間を守れなかった時の対処法

 

マウスピースの装着時間を守れなかった時は、次のマウスピースに交換する時期をズラしましょう。インビザラインのマウスピースは1枚で0.25mm歯を動かすことができます。仮に1日だけ装着時間を守れなかったとしてもそれほど大きな悪影響はありませんが、習慣化している場合は適切に対処する必要があります。また、マウスピースの交換時期を延長した場合は、必ず主治医に伝えるようにしましょう。

 

▼まとめ

 

今回は、インビザラインのマウスピース装着時間が短い場合に生じるリスクについて、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。1日20~22時間という装着時間を守れないと、さまざまなトラブルに発展しかねないため、マウスピースの装着は厳守するようにしてください。忘れっぽい人は、スマホのリマインダー機能を使ったり、万が一のために1つ前から後ろのマウスピースを予備として持ち歩くと良いですよ。