【親知らず】抜歯後はドライソケットにご注意!解説!|鎌倉市の歯医者|医療法人社団Craile 鶴岡歯科医院

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【親知らず】抜歯後はドライソケットにご注意!解説!

鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。   親知らずは、いろいろなトラブルの原因となりやすい歯であり、過酷な経験をした人の話はよく耳にしますよね。実際、親知らずは適切に対処しなければとても深刻な症状を引き起こすため、治療を受けた後にも十分に注意しなければなりません。今回はそんな親知らずの抜歯後に起こる「ドライソケット」という症状について、鎌倉市の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。  

▼ドライソケットってなに?

  ドライソケットとは、抜歯をした後の穴が正常に治癒せず、感染などを伴うことで激痛を引き起こす病気です。親知らずの抜歯をした後も数週間、辛い思いをしたという方は、このドライソケットを発症していた可能性が高いです。ただでさえ大変な親知らずの抜歯を何倍も辛いものにする可能性がある病気なので、これから治療を控えている方はドライソケットだけは必ず予防するようにしましょう。  

▼ドライソケットになる原因は?

 

◎抜歯後の過剰なうがい

  ドライソケットになる主な原因は、抜歯後の「うがい」です。親知らずの抜歯をした後、ぶくぶくうがいを繰り返し行うと、傷口にできたかさぶたが剥がれてしまい治癒が進みません。抜歯をした穴の傷口というのは、かさぶたが剥がれてもまた血が出てくるわけではないため、骨がむき出しのまま放置することになります。そうなると感染も起こりやすくなり、傷口が長期的に痛むこととなるのです。この痛みは、虫歯による歯痛よりも強いことが多く、日常生活に支障をきたすようになります。  

◎うがいをしなくてもドライソケットになることもある

  抜歯後に過剰なうがいをしなくても、患者さまのお口の状態によってはドライソケットになることもあります。これはある意味で避けることができないため、ドライソケットになったら早急に主治医へ連絡するようにしましょう。ちなみにドライソケットは、抜歯直後に発症するものではなく、手術から3~4日ほど経ったのちに症状が現れ始めます。本来であれば、抜歯に伴う痛みや腫れがピークを越えて軽くなっていく時期に、抜歯直後よりも強い痛みを感じるようになったらドライソケットが疑われます。  

▼ドライソケットの治療方法は?

  ドライソケットになったら、まずは抗菌薬と鎮痛薬で症状を抑えます。しばらくは痛みを我慢する生活が続きますが、頑張って乗り切りましょう。歯科医院では、ドライソケットとなっている部位を生理食塩水などで洗浄したり、抗生物質を直接塗布したりする処置で対応します。それでもなお症状が改善されないドライソケットに対しては、麻酔をかけた上で患部に傷を作って出血を促します。出血してかさぶたが形成されれば、傷口が守られて通常の治癒が進んでいきます。  

▼ドライソケットを予防する方法

  ドライソケットを予防する上で最も重要なのは、抜歯直後のうがいを控えることです。抜歯直後は出血もあってお口の中が気持ち悪くなるかもしれませんが、そこは我慢をしてかさぶたができるのを待ちましょう。患部を舌でいじったり、歯ブラシでブラッシングしたりすることもドライソケットの原因とあり得ますので、しばらくは刺激を与えないよう気を付けてください。  

▼まとめ

  今回は、親知らずを抜歯した後に起こり得る「ドライソケット」という病気について、鎌倉市の鶴岡歯科医院が解説しました。ドライソケットは非常に辛い思いをする病気なので、親知らずの抜歯後は、歯科医師の指示通りに過ごすことが大切です。
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